またあの桜の下で

□彼の正体とはなにか
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突然現れた白い仮面ライダー。



「霧子さん、あんなのいましたっけ?」

隣にいる霧子に聞いたアル。

だが、霧子は、首を横に振った。


どこかで見たような気がするな…

アルは、心の中で思った。


「ふっ!はっ!」



視線を再び戻すと白い仮面ライダーは、とどめをさそうとしているところだった。


そして、白い仮面ライダーは、とどめのキック、いわば、ライダーキックを放ったのだった。



バーン!!



あたりに爆発音が響きわたる。

「いい画だったでしょ?」


ポーズを決めて言った白い仮面ライダー。


そのセリフでアルは、確信を持った。


私と霧子さんは、ドライブの元へ駆け寄ると、泊さんは、変身を解いた。



「お前、一体、何者だ?」


進ノ介が聞くと白い仮面ライダーは、変身を解く。



「剛!?」

反応したのは、霧子さんだ。


「よっ!姉ちゃん、アル、久しぶり!」


「やっぱり、剛さんでしたか。」


そんな私達のやりとりに進ノ介は、はてなマークを頭に浮かばせていた。


「どういう関係…?」


進ノ介が霧子に言った。


「私の弟です」


驚きの声を混じりあわせながら彼女は、言った。

泊さんは、次に私に視線を落としてきた。



「あ、アメリカ時代のバディです。」


変わらぬ顔で言った。


「姉ちゃんの反応は、なんとなく分かってたけど、アル、素っ気なさすぎじゃない?」


彼の問いかけに私は、答えた。


「変身しているときからわかってましたよ?あと、剛さんのいつものセリフで分かりましたし」


「アルには、やっぱり、かなわないな」

と苦笑されてしまった。
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