またあの桜の下で

□ロイミュードの狙いとは
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マーベラス達が戻って数週間経った。




あの胸の痛みは、日に日に増していき、回数も増えてきた。





一体、なんなの...



呪いによるものなのか、これが一体なんなのか分からないでいる。



いわば、原因不明というものだ。




今日は、非番で家でゆっくりするつもりだったのだが、胸の痛みがなんなのか気になるため一応病院に行ってみることにした。



なんかの病気とかならまだいいんだけど...



そんなこと思っていた。



検査結果は、やはり正常でどこも悪くなどなかった。



やっぱり呪い?



原因を考えながら病院のドアをくぐると重加速が発生。



シフトカーを持っていなかった那月は、一気に重たくなる。




「ロイミュード!?」




シフトカーがついて解放される。



すぐ近くにロイミュードがいる。


こんな大勢の中で...信じられない!!





走ってロイミュードを探す。







見つけた。



そこには、進ノ介の姿も。



「……進兄...」




どうやら、ベルトは、付けてないらしい。



だが、この大勢の前で変身などできるはずがない。




クリムが許すわけないのだ。





すると、特状課の車が着いた。




中からは、ベルトを持ったりんなさんの姿が。





「りんなさん!ベルトを!」




進ノ介が言う。




「よせ!りんな!」



クリムが言う。




迷うりんなだが、りんなは、ベルトを進ノ介に投げた。





進ノ介は、受け取ると変身した。





泊 進ノ介が国民に仮面ライダーとバレる瞬間だったと同時に知らなかった西城 究、追田 現八郎に知られた瞬間だった。





変身した進ノ介の元へ駆け寄る那月。




「手、貸すよ。」




「ダメだ!お前は、逃げろ!あいつらの狙いは!!」



進ノ介がそう言ったときには、遅かった。




また、胸の痛みが襲ったのだ。




ロイミュードは、笑う。




それは、どこかで聞いたような笑い方。



そうだ、追田警部補の上司の



仁良課長だ。





「…っく...!っうっ...はぁ...あっ...!!!」




痛みは、増していく。



締め付けられるほどに。





「那月!おい!那月!」




「そいつは、もうじき変わる。ロイミュードにな!」




ロイミュードが言う。





「...そんな...!」








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