またあの桜の下で

□ロイミュードの狙いとは
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あぁ……嘘でしょ?

ロイミュードに変わるだなんて...

まだ、やるべき事やれてないよ...

こういう時ってどうしてたっけ...?

あ、そうか...!!




「...ルナ...」



シフトカーを呼ぶ。



上手くいけばいいんだけど...




シフトカーを握る。




スッと体から精神をだした。




瞬間、那月の体は輝きだした。



光が収まるとその光の中から現れたダークブルーのドレスに口元をレースで隠している女。



「...っ!!」



周りの人は、驚く。




「ははっ...!成功!!長かったなぁ。この女の身体乗っ取るの。」




女が笑いながら言った。




「...那月をどこにやった。」



進ノ介は、怒りを溢れさせながら言う。





女は、答える。





「さぁ?魂は死んだんじゃないかなぁ?肉体は、ここだけどねぇ進兄...?」



いやらしい笑みを浮かべせながら言う。




「...お前にそう呼ばれる筋合いは、ない!」



進ノ介は、女に攻撃しに行く。




「やだなぁー。そんなに怒んないでよー。進兄ぃーきゃはは!!」



女は、進ノ介の攻撃を避けながら言う。


しかも楽しんでいるようだ。




「弱いよぉ?進兄がそんななら私、進兄倒しちゃうなぁ」




女は、ニコッと微笑むと消えた。




否、進ノ介の後ろに回り込んだのだ。




「後ろだ!」



クリムがそう言うと振り向く進ノ介。



だが先に女が進ノ介にダメージを与えた。



後方に吹っ飛ぶ進ノ介。



「っくっ……!!」



笑いながら近づいていく女。



ババッ!




女の足元に撃たれた。



怪訝な顔を浮かべる女。




「新しいロイミュード...!?」



マッハに変身した剛がゼンリンシューターを構えながら言った。





「...なぁんだ剛かぁ」



「どうして俺の名前...!」


剛が進ノ介の元に行き言った。



「どうしてってぇ、那月ちゃんの記憶残ってるから」



ちょんちょんと自分の頭を指す女。




「は?何言って...那月?...っ!アルのことかよ!!」



「お前、一体何者なんだ」



進ノ介が問うと微笑みながら言った。





「スピア。私の名前は、スピア。覚えておいてね?進兄、剛」




そう言うとまたすごいスピードで2人の前に行き2人に攻撃した。




「「うわぁあ!!」」




変身が解けてしまう2人。





「くっそ……!」



倒れている2人の元に近づいていくスピア。




「...あ、もうダメなのぉ?面白くないなぁ。トドメさしたいんだけど、ちょっと疲れたからまた今度ねぇ」




くるりと踵を返しひらひらと手を振ると黒い蝶の中に消えていった。




その様子を、満足そうに見ていたロイミュードも消えた。










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