短編(裏)

□親友
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「ねえ、トランクス

1度でいいから、私を抱いてよ」



学校からの帰り、家まで送り別れようとした時怜が突然そんな事を言い出した。


驚きを隠せず言葉が出てこない。



「私、トランクスの事が好きなんだ

でも、トランクスは私に好意を抱いていないって分かってる。

だから、1度だけ抱いて欲しいの。そしたらこの気持ちを捨てられる。」



オレの目をまっすぐ見つめそう言ってきた。


まさか怜がオレに好意を抱いていたなんて。


俺にとって怜は唯一の女友達だった。媚を売ることをせず周りと同じように接してくれて、話しやすくて、親友のような存在だと思っていた。


それだけに、怜から突然言われた言葉は衝撃だった。



「いい加減黙ってないで話してよね

嫌なら嫌って言って突き放せばいい」


「そんなこと…」


「そう、じゃあ、シよ」



そう言い怜はオレの手を握り家の中へと入る。


怜は一人暮らしの為この家にいるのは怜とオレのふたりきり。


怜は寝室へ入ると俺の手を離し俺の方に振り向く。



「トランクスってさ…なんで自分の思ってる事きちんと言わないの?」


「え?」


「本当は私を抱きたくないくせに、私を傷付けない為に言わない。

私は唯一、トランクスのそういう所が気に食わない。」


「そんな事ないだろ」


「じゃあ早く私を抱いてみなよ」



この時オレはムキになってしまったのだと思う。


怜を勢いよくベッドに押し倒しシャツを引き裂くように脱がせた。


床にボタンが飛び散り布切れのようになってしまったシャツを床に投げた。


怜は驚いたような顔をして俺を見つめ、しばし動けずにいた。


そんな怜を気にする事無くブラを上げて露になった白く豊満な胸にしゃぶりつく。



「んっ…」



すると怜が小さく声をあげた。


乳輪を撫で回し勃った乳首をぎゅっと掴むと先程より大きな声があがる。


手を下へと伸ばし触れると、下着の上からでも分かるくらいに濡れていた。



「んっ、ぁっ」



下着の上からグリグリと陰核を押すと段々と腰が上がり揺れてくる。


一気に下着を抜き取り指を突き刺す。



「ぁぁあっ、あっん…ぁっ」



中をグチュグチュとかき混ぜ指を増やし奥を攻める。


ある所に指が当たると中が締まった。



「ここがいいんだ、怜…」


「ひっ、ふっん…あっ」



そこを押したり擦ったりして攻め続けていると怜の体がビクンとしなり指を強く締め付けた。


怜は顔を赤くし息を乱れさせぐったりしている。



「あっ、ん」



指をズルッと抜きベルトを外し自分の男根を取り出し怜の秘部に当てる



「あっ、待って…トランクスっ

ひあっ、ぁっ、ああっ」



制止の言葉を無視して一気に置くまで貫く。


中はビチャビチャに濡れて滑りが良く気持ちが良い。


動き出すと怜の中がオレを離さないとでも言うかのように男根に吸い付き、今にも達しそうな気分になった。



「あっ、はあっん、ふっ、んっ

ああ、あっ、ぁっ…」



怜は口の端からよだれを垂らして腰をかくかくと揺らしている。


垂れている唾液を舐め取り口付けをし、舌を絡ませると更に締め付けられ最高に気持ち良い。



「ん、ふう……あっ、あっ…」



もう我慢しきれないと感じ腰の動きを早め何度も何度も再奥を突く。



「あっ、あっ、ぁぁっ

ぁっ、ぁっ、ぁあっ…!」



また怜の体がビクンとしなり強く締め付けられ射精感が襲ってくる。



「や、ば…っ」



中に出してしまいたい衝動を抑え中から自身を抜き怜の腹に大量の欲を吐き出す。


怜を見ればぐったりと倒れ気を失っていた。


オレは吐き出した欲を片付けくたばっている怜に布団をかけ怜の家から出た。


その日からオレと怜には距離が出来てしまい、段々と話す機会がなくなってしまった。


オレが怜にした行為は、あの時の出来事は正しかっただろうか。


もう、オレと怜はあの時のような親友にはなれないのだろう。




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