長編(闇遊戯)
□三日目
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「おはようございます」
あと一分で朝礼がはじまる時に私は教室に着きました。
「もえちゃん!おはようニコッ」
ああ、今日も笑顔が眩しいね。遊戯君。
おはよ、と挨拶を返して授業の準備を始めると遊戯君が話しかけてきた。
「ねぇ、もえちゃん!
明後日から3日間休みだね!何するの?」
休み、、、?
ああ、なんか日曜日とあかい日と創立記念日だっけ?
「特にやることないなぁ、、、
寝てるかも」
こたえると何故か遊戯君は嬉しそうにした。
「じゃあさ、僕のおじいちゃんの友達の別荘に行かない??」
「え?」
「あ、二人じゃなくて杏子と城之内君と本田君も一緒だよ!」
あわてて付け加えたけど、私が思ってるのはそうでもない。
どうしよ、と悩んでいると
「そういえば、体調は大丈夫?」
「あぁ、うん。ありがとう、平気そう。
ゼリーもありがとね、なにかお礼するーなにがいい?」
ゼリーのお礼を忘れてた、、、
お礼何にしようと昨日の夜に考えたけど、思いつかなくて本人に聞こうとなったのだ。
「あ、じゃあ一緒に別送行かない?お礼はそれでいいよ!」
やばい、上目遣いとかずるいよぉー!かわいいじゃないか!絶対にあざといよ、遊戯君!
「うん、じゃあよろしくね」
行くしかないじゃん!
あざとすぎるよー!2回もいっちゃったじゃん!!
少し楽しみにしてるのは絶対に秘密