蓮華

□零崎蓮華の人間創壊 壱
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「ーーーーろさま、まさひろさま。昌浩様?起きてください、朝です。昌浩様!」
「おい、起きろ晴明の孫」
「孫言うなーっ!」
京都の一角にある邸に、いつもの如く少年の怒号が響いた。
少年の名は安倍昌浩。現代に生きる陰陽師で、「あの」稀代の陰陽師 安倍晴明の孫である。
「おはようございます、昌浩様」
「あ、おはよう白夜。いつもありがとう」
「いえ、僕は何もできていませんから」
 

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