鬼娘
□鬼と逮捕
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「嫌だ嫌だ!!放せぇぇーー!!」
神社のある山を抜けるまでは比較的大人しく引きずられていた少女は、人の多い通りに出た瞬間、これでもかという程の抵抗をみせた
「大人しくしなせぇ
なんでィ急に騒ぎ出して」
「にっににに人間が!人間がこんなに沢山いるんだぞ!?お前怖くないのかっ!」
「俺も人間ですけどねィ、さっきは平気だったじゃねぇですか。むしろ、人間に対しては強気……」
「純血の人間と鬼の血を引くものでは匂いが違うんだ!!こんな純血の人間ばかりの所は嫌だ!」
純血だの鬼の血だと騒ぐ少女に周りの注目が集まる
これ以上人が集まっては少女が余計にパニックになると判断した沖田は何かひらめいたように手を叩き少女に視線を戻した
「これで完璧でさぁ」
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