□あの日、僕は
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「漸く片付いたかな…」

もう外は真っ暗


残りのお片付けは明日やろう

そう思って僕はベッドに入った


少ししてうとうとしてきた


………ん?
何か揺れて………!!!??!!?


いきなりの浮遊感


と思ったら横に揺れ始める




だんだん慣れてきた


何か面白くて笑えてきた


これが余震かぁ


……いつまで続くんだろ…


もうそろそろ大丈夫かな?

そっと布団から抜け出る


まだ揺れてるけど
母上達はどうしてるかな


電気の紐を引っ張る


あれ?付かない…


何度も引っ張る


…やっぱり付かない…


仕方なくケータイのライトで足元を照らして
母上のもとへ

なにか固いもの踏んだり
バキッて音したけど
気にしない


「母上、だいじょぶ?お兄ちゃん達は?」

「大丈夫」


母上達もケータイとかDSでボォッと照らしてる


テレビも付かないみたい

ケータイでニュースを見る


え?今あってるのって一昨日のより大きいの?

余震なのに?


数日後に知った
あれが本震だったことを





あれから半年
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