God's dool /Dグレ/シリアス/コメディ

□T 記憶の存在、感覚の欠如
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「なんで…?…………アクマ?」

あまりにも唐突で。
思わずつぶやいた言葉に応えてくれる人もいなくて。

わけがわからなかった。


ミリは、とあるお屋敷の1室で、
レベル1のアクマ6体に囲まれていた。

気がついたらそこにいて、危険に晒されている状況にただただ戸惑う。


夢だよね?
なんて最悪な夢だろう。
漫画のキャラに会えるならいいけれど、アクマに会う夢なんて。


しかし、殺気、緊張感、吸う空気の重さ…感覚が伝えてくるもの全てがそれを否定していた。

受け入れられないが、頭の片隅では夢じゃない、とわかった。


ー嫌だ。こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい怖い怖い、死にたくない…
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