頭の中の花畑。

□橘蒼星〜短編集〜
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浮気☆蒼星side☆

(黒)蒼星×陽向

※blです。エロです。無理やりです。
暴力あります!キャラ崩壊注意


「そーせい、どうしてっ!…やだ、嫌っ。」
俺に陽向が怯えてる。

ふふっ。

凄くその顔そそるよ。
ああっ、もっとその顔見せて?

…もっと酷いことして良いよね?
悪いのは陽向だし。

パシン

平手打ちの乾いた音が部屋中に響く。
陽向は驚いた様に大きな目をさらに大きく見開いていた。

そして陽向は我に返り…
「そーせい、ひどいよ…どうして…うっ、くっ」
こらえていた涙が溢れだしたようだ。

そうっ!その涙だよ!!
凄くそそる。もっと服従させたくなる。

陽向はそんなこと気がついてないんだろうけど。

「陽向が悪いんだ。陽向が浮気なんかするから。
だから分からせてあげるよ。

悪い子にはお仕置きが必要だろ?」

クッ
っと口元があがる。陽向は
「違うっしてないよっ」
と叫んだ。


〜回想〜

俺は久しぶりにオフをもらえ、その日は陽向もオフだったから陽向と過ごそうと思って誘ったんだが断られたんだ。
「そーせい、その日は高校の友達と約束入ってるんだ…ごめんっ」
と。勿論これは浮気にはならないよ。
安心して。

俺は快く「いっておいで」と背中を押したよ。陽向も年頃の男の子だもんね。

俺は一人の休日を過ごしてた。
掃除やら洗濯やらを済まし、
持って帰って来ていた事務の仕事を片付けた。

2時くらいだったかな?
仕事も片付いたから行きつけのコーヒーの美味しい喫茶店へ行き読書でもしようかと出掛けた。

そこで見てしまった。
見間違えであってほしかった。

楽しそうに笑った陽向は相手の腕を掴んで洋服屋さんの方に指を指してた。
その相手は高校の友人なんかではなかった。

…その相手は仁さんだったんだ。
混みあった路地から店に消えて行く二人は手を繋いでいた…。

何故嘘をついてまでその人といることを隠したか…
俺は喫茶店でその答えを必死に探した。
なにも納得いく良い答えが出てこないんだ。
裏切られたんだとイライラした。
お仕置きしないとと思った。

その日の夜、陽向を呼び出した。
メールの文章は
『夜7時にうちまで来て』
それだけを打った。

陽向がうちに来た。
付き合ってから数回部屋に呼んでいる。
夜に呼ぶ事もあったし、何故呼ばれたのか陽向は検討もついてないのだろう。
陽向はいつも通りの陽向だった。

「おっじゃまっしまーす。」
「どうぞ、あがって。」
俺はできるだけいつもの“笑顔”で返す。
陽向は俺の黒い感情には気がついてないみたいだった。

「今日は楽しかった?高校の友人といたんだっけ?」
“違うよ、仁ちゃんといた”って言ってほしかった。
「うん!そうそう!!
ひさびさだったし、すっごく楽しかったよ。」
その些細な願いすらも呆気なく消えた。

これまでにないくらいイライラした。
そこまで嘘をつく陽向に。
自分を黒い感情が支配していった。

「違うだろ。」
「えっ?」
いつもとは違って凄く低い声色に陽向は戸惑ったのだろう。
その表情はひきつっている。
「陽向が会っていたのは仁さんだろう?
何故仁さんと会うことを隠した?」
「それは……。
で、も、そーせいが思っているような事はしてないよっ僕!」
“仁ちゃんも悪くない”と言おうとしたのだろう陽向を蒼星はひっぱたいていた。

自分でも、もう止められないと蒼星は察した。

陽向の着ているYシャツの襟元を持って引きずるように陽向を連れていく。
「はなしてっ!そーせい聞いてよっ
やだ、そーせい!!」
その間も陽向は力一杯抵抗した。

連れて来られたのはお風呂場だった。
「こんなとこ、どうしてっ」
尚も暴れ続ける陽向。

蒼星は氷の様に冷たい瞳で陽向を見つめ
「お仕置きだよ。」
とだけ告げた。

一瞬陽向の動きが止まる。
その一瞬に蒼星は襟元から手を放し、
その手は陽向の頭の髪の毛を掴んだ。

「そーせ、いたい」

ゴポッ

陽向の頭を湯船に溜まったお湯に押し付ける。
「んーーー、んーっ!」
陽向は湯船の横に膝をつき、頭を蒼星に拘束され水面に押しつけられて、
力一杯暴れた。
が自分より大きい蒼星の力に敵うはずもなく、されるがままに呼吸を奪われ、ただもがく。
数分間。しかも何回も行われた。

「んっんーんっ」
ゴポッ
ブクブクブク

チャポン
ポタポタ
やっと呼吸を許してもらった陽向咳き込んだ。

この時の陽向は尋常じゃないくらい怯えていた。
それが俺の中では快感に変わっていった。
(回想END)


そして今。
陽向は子供のように泣きじゃくっていた。
怯えて上手く力が入らないのだろう身体は、俺によって投げられてしまったベッドの上に横たわっている。

「陽向、怯えている姿もかわいいな」
とうに理性を失った蒼星はいとおしそうに大人しくなった陽向の頬を撫で、全ての服を脱がした。

行為をするのは始めてだ。
それなのに蒼星は慣らしていない後ろの蕾に自身を突きつけ、いれてきた。

「はっ、…ゥッ、そーせー…フゥッ。無、理、だ、よ
壊れちゃ…ヒック」
そんな陽向の言葉を無視し蒼星は少しずつ自身を中へとすすめる。

違和感と圧迫感が強く、弱かった痛みがどんどん中に進めるに連れて痛く強烈なものにかわる。

「いたいよっ、いたい…そーせっ、ヒック、いたいっ!はぁっ、ぬいてっゥゥッ」
「陽向、お仕置きだからね、痛いのは当然でしょ?
少し我慢してよ。今癖になるほど気持ちよくしてあげるから。」
ウッと時折蒼星も呻き声をあげながら、少しずついれる。

全部入った頃には陽向は蒼白な顔をし、表情も涙の後でぐちゃぐちゃだった。
「…そーせ、……いた……。」
涙は枯れてしまったのかもう流していなく、瞳もどこかぼんやりと蒼星を見つめ、声は消え入りそうなくらい弱々しいものだった。

流石に蒼星もそんな彼、陽向の様子を見ると心が痛んだがどうしても引き下がることができなかった。

(陽向、ごめんっ。)

「陽向、動くよ。」
「…っ、はぁ、いた…い、よ」

グチュグチュ
パンパン
そんな音が響く。
陽向は眉間にシワを寄せ弱く呻く。

蒼星の先走りのせいか段々動きやすくなる。
ある1点を擦ったとき陽向は声をあげた。
「やぁっ!な、に?
あっん、はあっ、んはっ」

蒼星はそこを狙って突く。
そこを突かれる度に陽向は大きく喘いで弓なりに身体を反らした。
始めから扱われてなく、萎えていた陽向の自身が完全にたつ。

蒼星はそんな乱れた陽向に興奮したのか、いままで以上に激しく突く。

「あんっ、いや、そーせ、壊れちゃうよっあっ!やんっ!」
蒼星が奥をついた時、陽向が叫んだ
「そーせ、なんかくるっ、あっはん
あーーっ、やらっ、やらよっ
あんっはぁーっ!」
激しすぎる快楽に先に熱を放った陽向。
「そ、せ、ほんとむりっ!
ちかちかするからっ
とめてっ」
そんな願いも虚しく蒼星は突き続ける。虚ろになった陽向の瞳が、またいきそうなことを知らせた。
「陽向、一緒にいこうっ」
「はぁっ、僕むり、そ、せ、もういっちゃ…」
「俺もだよ陽向!愛してるっ」


事が全て終わったあと、俺はぼんやりと後片付けをしていた。
シャワーに入り陽向を綺麗にしてやる。
服は大きめだが俺の寝間着を着せる。
リビングのソファーに寝かして布団をかけてあげる。
シーツは取り替え、敷き直す。
また、陽向を持ち上げベッドへ寝かして布団をかけ直してやる。

(ひなたっごめん。本当にっ。)
どうしてこんな酷いことをしちゃったのか後悔した。がしきれなかった。

ベッドの隣に椅子を持ってきて、自分はそこに腰掛け手を握る。

陽向の小さな呻き声で目が覚めた。

パチ
と音がなりそうな勢いで目を開いて視界がぼやけているのか、数回瞬きをした。

俺は椅子か立ち上がり陽向の顔を覗きこむ。
陽向はぼんやりとしていた。
「陽向ごめん、俺…」
そこまで言うと記憶が覚醒したのか
「いやっ!」
蒼星の手を振り払い、怯えた様子で自分の身体を抱く。
彼、陽向は震えていた。
(それはそうだよな。)
蒼星は意外と冷静にそう思った。

「陽向、本当にごめんっ
やり過ぎたよ。もうしないからっ。
責任とるから!」
とにかく言葉をつむぎ陽向を抱きしめた。
震える陽向を宥めるように背中を撫でる。

「…ほんとに?」
「えっ?」
「ほんとにもうしない?」
「うん、約束するよ。」

……。

「僕怖かったんだよ。
ほんとに仁ちゃんとはなんにもないんだ。」
「どうして嘘をついたのか教えて?」
できるだけ優しく問う。
「これ、…少し早いけどプレゼント。
そろそろ誕生日でしょ?
だから仁ちゃんにお願いして一緒に選んでもらってたんだ。」
渡された紙袋は昼間入ったのを蒼星が目撃したお店の袋だった。
中は綺麗に包まれている。
「えっ?じゃあ手を繋いでいたのは…?」
「あっ、それね、そーせい、きいてー!
仁ちゃん酷いんだよ!
“ひなは小さいし迷子になっちゃうかもしれないから手を繋いであげる”って!!酷いでしょー!
僕そんな子供じゃないし」

「そっか、俺の勘違いだったんだね。本当にごめん。
もう陽向のこと手を引くよ。」
「えっ?……な、…んで…?」
えっ?なんで?って
「陽向怖いでしょ?俺のこと。」
「責任とるってそういうこと?」
「あぁ、俺なりに出来る事を考えたんだ。ごめん、それくらいしか出来なくて。」
「なにそれ!?
結局そーせいの自己満足じゃん!
そーせいのバカっ」
陽向は泣きじゃくり叫ぶ。
「僕のことなんてどーでもいいの!?
どーして僕を抱いたのさ!!
僕の気持ち無視なんてあんまりだよ!
…そーせいのバカっ
責任とってよバカっ…。」

「陽向、俺が、近くにいていいのか?」
「…僕だって若い男の子だよ。その…あんな無理やり抱かれたら、癖になっちゃうよ…
僕そーせいのこと大好きだよ。」
「陽向っ!大好きだ!愛してるっ」

いままではカンパニーにいるときはイチャイチャ我慢していたけど、
これをきっかけにカンパニーでもイチャイチャするようになった。
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