夢小説(イケメン戦国)
□秋の夜中(織田信長)
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ちゅ…
微かな音と柔らかな熱を感じ、少しだけ唇を離す。
至近距離で信長様の強い眼差しが私を見据える。
「貴様、阿呆か?そんなものでは足りん」
言葉と同時に、抱きすくめられ、熱い唇が押し当てられる。
「あ…」
漏れた声も飲み込む様に、歯列を割り、信長様の舌が私の口腔内に早急な動きで侵入してくる。
舐められ、吸われ、舌を甘噛みされる。
ぞくぞくとした快感に、身体の力が抜けていく。
「愛華、貴様を抱くぞ」
吐息まじりに信長様が囁いた。
私が頷くのを確認し、仰向けに身体をそっと押し倒す。
帯を解き、緩める。緩めた帯を身体に絡めたまま合わせから温かい掌を差し込んでくる。
するりとした感触に、身体がびくりと跳ねる。
私の反応を楽しむ様に、ニヤリと笑みをうかべたまま何度も脇腹を撫でる。
そのまま、温かい掌が移動して、はだけた胸へ。
形を確かめるようにぐるりと撫で、包み込むように揉まれる。
切なさに声が漏れる。
「あ…あぁん…」
下腹部の奥がギュッとなり、身体がよじれる。
「…いい声だ」
満足そうに、信長様がつぶやく。
そのまま顔を寄せ口づけする。
今度は、私の反応を確認する様に…
ゆっくり、ねっとりと舌をからめる。私の唇や舌を愛撫しながら…胸を揉み、その先を指でつまんだり、くりくりと捏ねる。
「ふっ…ふう…ん、んん…」
じんわりとした快感に頭が痺れる。
身体の中心は切なくたぎっているのに、未だ触れる事がない。
声と吐息を漏らしながら、信長様の口づけに答えるように舌をからめる。
そのまま薄く目を開けると、信長様の視線と合う。
「あっ……」
鋭い眼差しは熱っぽく、情欲を隠す様子もない。
なんだか、自分の中の情欲まで見透かされる気がして、途端に羞恥が襲う。
目を伏せ、そっと顔を横向けるが…大きな掌に戻されてしまう。
「愛華、俺を見ろ」
再び視線を絡ませ、ニヤリと笑う。
「貴様のここが、固くなっているぞ」
ここだ、と確かめる様に、もう片方の手で胸の先をなぞり、摘む。
「やっ…あー…」
そんなこと言わないで…。紡ごうとした言葉は喘ぎに消える。
粒を口に含まれ、音を立てながら吸い、舌で転がされる。
びりびりと痺れるような快感に、身をよじり声を出す。
ビクビクと震わせている膝を割り、信長様の逞しい身体が滑り込んでくる。
「もっと貴様の声を聞かせろ」