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□ありるんといっしょ!
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「ねー大ちゃ〜ん」
「なに。」

只今、大ちゃんはとっても不機嫌です。
なんでかは...あの、その...。
あれです。俺が、ありるん..じゃなくて大ちゃんにスカートめくりをしたからです。はい。

でもね、大ちゃん。
そんなありるんの格好でふくれてても可愛いだけなんだよ?!

「だぁいちゃーん。許してよ〜ぅ」
「いーや。」
「ね、お詫びにデートしよう。」
「!」

おっ...大ちゃん今ちょっとピクッてした。
よし、あともう一押し!

「ごめんってば〜。ね、良いでしょ?大ちゃん、車でお出掛けしよう?」
「....む...いす...」
「ほぇ?」
「...オムライス奢ってくれる?」

それはそれは『きゅるるんっ』っていう感じの効果音が付きそうなほどきゅるきゅるな目で俺を見上げる大ちゃんが可愛い。
ていうか、オムライスなんていくらでもおごってあげるよ!
もっと高いもの買ってあげるよ!!

「うん、いくらでもおごってあげるよ。」
「ほんと?じゃあ行くぅ〜!」

ね、大ちゃんってチョロいでしょ?
あんまりチョロ過ぎても詰まんないから、条件つけてあげよ。

「あ、でも条件ね。」
「え...?」
「ありるんのかっこのまま行こ?」
「..やっ!」
「じゃあ、オムライスも俺との甘々なドライブもお預け〜」
「うぅ...」
「どうする、大ちゃん?」

うわ〜、大ちゃんめっちゃ悩んでる...。
でもありるん可愛い...。

「わかった...伊野ちゃんがスカート捲らないって約束してくれるなら、このまま行く...。」
「ほんと?そう来なくっちゃね〜!スタッフさんにはもうお話ししてオッケー貰ってるから、行こっか大ちゃん!」
「う、うん。」

ということで、俺は可愛い可愛いありるんとデートに行き着くことが出来ました!


続くかも...。

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