ありいの短編集
□だいちゃんのらじらーレポ
1ページ/1ページ
.
今日は可愛い恋人のラジオが、放送される日である。
早めに食事を済ませ、お風呂で身体を清めれば、準備万端。
今か、今かと、ラジオの前でスタンバイして待っていた。
『こんばわふぉ〜い』
おっ、始まった。
楽しそうにお喋りするいのちゃんに、ほっこりする。
「あぁん!!俺もいのちゃんとラジオやりてぇ」
「いのちゃん〜俺はぶりっ子なんかじゃねぇだろおぉ!!」
「あっ、また噛んでる。またそこが可愛いんだよなぁ〜」
と、いろんなことに突っ込みつつ、
問題は…
恒例の、口説きコーナーという場面で起こった。
ジャクソンカメレオンを、今日は口説くらしい。
いのちゃんが、かなりビビってる。
「くそっ!俺が側にいたら、守ってあげたのにっっ」
『はじめまして、ぽくの腕に乗ってみるか?』
いのちゃんの口説きが始まった。
『はい!おいで、おいで、ダメダメ、そっち落ちちゃうよ』
『あぁ、あ、すごぅい…あっ、あぁ、ちょっ…痛い…あぁあん、目がおっ…き…ぃ
ああぁっ、ん「いのちゃんっっ!!ダメえええぇぇっっ!!!!」
公共の電波で、
いのちゃんの喘ぎ声←違います笑
途中で、光くんの"すげぇ、すげぇ、"て聞こえてきたんですけど!
いのちゃんの、可愛くてエッチな声に反応しちゃたんでしょ!!!
あ〜っ!!
他の男にも聞かれたと思うと、気が狂いそうになるっ!!!
いのちゃんは、俺んだから。
絶対っ!!
誰にも、譲ってやんない。
≪おわり≫