ありいの短編集

□どーにかして
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*伊野尾くんちに、お泊まりにきた有岡くん









どういう訳か朝目覚めようと思ったら、身体が動かない。


これが噂に聞く…


金縛りというやつかっ!!


あまりの恐怖にギュっと目を閉じて、心の中で念仏を唱え始める。


なのに…
「はあ…んっ…!!」


なに…今の…


凄く気持ち良かった………


俺のB地区が…どうにかなちゃてるんですけどーーーっ!!




「ああ…可愛いよ…伊野ちゃん…」

「えっ…」

「えっ!?」




うっすらと目を開けると、俺の乳首を舐めまわしてるだいちゃんと目が合った。


良かった金縛りじゃなくて…


ちがーーう!違うからっ!!と頭の中で突っ込みながら、だいちゃんの腹を思いっきり蹴りあげた。




「っげほ…」




変な呻き声をあげて、だいちゃんがべットから転げ落ちる。


うん、


俺は悪くないよね?




「なにするんだよっ!!」

「それはこっちのセリフだ!!」

「だって…伊野ちゃんの寝顔見てたら…ムラムラしちゃて…」




そう言っただいちゃんは、何故か頬をポッと赤く染めた。


はあ…


もう溜息しかでてこない。


マジで勘弁してくれ…




「でも伊野ちゃんだって、感じてたじゃないか…あんな可愛い声で啼いて」




よっぽど舐めまわしたのか、乳首がジンジンと痺れる。


肌蹴たシャツに…


そこから覗く俺の乳首は、赤く色づき厭らしくテカっていた。




「どうしよう…このままじゃ伊野ちゃんを犯し…「言わなくていいっ!!」




聞きたくもない。


だいちゃんの口から漏れる言葉は、きっと爆弾発言。


男を襲ってしまうほど欲求不満なの?





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