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□好きにしていいよ
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会社の寮に着く頃には、もう日付が変わろうとしていた。


自分でも言うのもなんだけど、売れっ子の俺は忙しいのだ。


シャワーだけで済ませて、腰にタオルだけ巻いてリビングへと足を運ぶと、借りてきたDVDをセットする。


参考までにと、借りてきた中島裕翔主演のゲイビデオだ。




『あっ、あっ!あぁん!!』




バックで激しく揺さぶられる男。


だらしなく口端からは唾液が滴り落ち、


快楽に喘ぐ姿は到底演技だと思えなかった。


後孔から欲望が引き抜かれ、


中島裕翔の顔が、アップでクローズアップされる。


ドキリとした…


どこか妖艶でセクシーさのなかに、男らしい力強さもあった。


確かに人気があるのも、抱かれたくなるのも分かるかもしれない。


俺は時間も気にせず、深夜遅くまで中島裕翔を見続けていた。





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