前日、日があまり高くない時間にZW…UN…HL…様々な星座の化身達が数名、ギルドマスターにコールスピカでエントランスに呼び出された。

通達内容は以下の通りである。

「全員集まったね…1、2週間前位にちょっと出張で天球儀に3国の軍で調査に行ってきた。今回の調査で天球儀が停止した理由がわかったんだ、…天球儀の3カ所に鎖が巻き付いていたみたいでね…どうやら今まで謎の力で透明化していたうえに、不思議な物質で出来ていてあたしも破壊することができなかった。…この鎖は各3大陸の何処かから繋がっているところまで分かったのだけれど…結局それ以外は何も分からなかったために、とりあえず鎖の根元を探すことにしたんだ。昨日黎明の国から連絡があり、黎明に向かって伸びていた鎖の根元が見つかった。最近黎明の国近郊に現れるようになった特型の星の影だ。今回、今ここにいるメンバー達でその星の影の調査、討滅をして欲しい…相手は特型、無理だけはしないように。出発は明日の早朝!グループに分かれ高速馬車に乗り向かう事。あちらには一応ギルドの仮基地があるから、そこを拠点にしてほしい。それと…今あちらでは「石英病」という身体がどんどん水晶になる奇病が流行っているらしいから、それぞれ口鼻に布を巻いて予防する事。それでは解散!!」


そして本日早朝、グループに分かれた星座達は高速馬車に乗り、黎明の国に到着したのであった

黎明の国は一風変わった、国独特の文化が特徴的で景色は色鮮やかなもので多く包まれている。今の時期はどうやら『冬』と呼ばれるような時期で植物は葉もなく気温も少々肌寒く感じるものの、風流という言葉が合いそうな場所だった。一行はそんな圧倒される景色に一瞬目を奪われた。

しかし、一見そんな美しい景色なのだが、人々には活気が無くどんよりとした空気であった。話せそうな人間を探して話を聞いたところ、どうやら様々な良くないことが積み重なってるらしい。

「石英病の患者が消える怪奇事件」
「最近現れた特型の魔物」
「女王が病を患っている」

などなど…
こうも一気に不幸に見舞わられるものなのだろうか?不審な点が多くある。

チームに分かれてあちこちを調査したところ、いろいろ聞くことが出来た。
星座達は仮拠点に戻り、情報を交換する。

城に侵入した『変装が得意な魔物』に、その魔物に会ってから女王は病を患ったこと。

『一風変わった』堕ちた星が黎明の国近郊に現れたこと

「水晶…水晶…鬼に食わらばお終いお終い…姫も食われてさよなら黎明…」という不気味な唄

石英病に罹った男が見た水晶を喰う鬼


もしや?と誰かがふと思う。
しかし唯一の光である黎明の国の女王に会おうにも、門は固く締め切ってしまっている。

そこで門番の『女大老』という言葉を思い出し、サブギルドマスターの経由でギルドマスターに女大老を呼び出して貰うことにした。

だがどうやら女大老は何やら忙しく、会うには少々時間がかかるそうだ。しばらく日を置いて会う事にしよう。

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