STORY

□LOVE Xmas
1ページ/13ページ


「メリークリスマス!」

「うるっさいなーバレット!」

太陽が姿を現した頃だった

ドクターとギークはラボから久しぶりに出て来た。すると、早々に騒がしい声が聞こえる

「そんな事言って、コマンダーも喜んでいるくせに!」

「喜んでねーよ」

「またまたー。ね!ギークもそう思うでしょ?」

急に話を振られて話についていけず、「ほえー」なんて言って誤魔化してみる。そんなギークを見て、隣にいたドクターはケラケラと笑い近くの椅子に座った

そんな彼につられるようにドクターの隣に座れば、すぐそばに置いてあったプレゼントが目につく

「ギーク困ってんだろ」

「ねえ、このプレゼントって誰の?」

なんてツッコミを入れているコマンダーに尋ねた
そんなプレゼントを見たコマンダーは「あぁ」なんて思い出したかのように声を出した

すると、山積みになっていたプレゼントの1つを手に取ると俺に渡した

「殺せんせーから」

「あ、ありがと」

「俺に言われてもね。後で言っときなよ」

なんて優しく笑いかけるコマンダーは何故だか誰よりも年上に見えた

そんな受け取ったプレゼントを見てドクターが「僕のもあるの?!」なんて珍しく騒ぐ

「あれ?ファルは?」

「あーアイツは、そっとしといてやれよ」

「ほえ?なんで」

ギークはファルが好きだった

別に仲間意識とかじゃなくて、ただ純粋に恋愛感情

好きになるのに理由はない。なんてバカップルは言うけどまさにそうだと、この歳になって知った
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ