STORY

□Night of Tuesday ☆★
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「有岡さん。着きましたよ」

マネージャーに肩を揺さぶられて有岡はハッとして目を開く

気がついたら窓の外には、見慣れたマンションが建っている

俺、寝てたんだ…

「…ぁ。ありがとうございます」

降りようとしたときパッと腕を掴まれた。一瞬の出来事で有岡は戸惑うが、すぐに振り返った

「えっと、有岡さん」

心配そうに見てくるマネージャー

「なんですか?」

「明日は、休みを入れてあるのでしっかり休んで下さい」

「え?でも、ドラマ…」

「明日はないそうです。ですから、ゆっくりと休んで明後日笑顔で、」

「分かってますよ」

ニッコリと笑うとアイドルスマイルを見せれば、マネージャーは呆れたように手を離してくれた

そんなに俺ってしんどそう?

そう思いながら車から降りれば、部屋に向かった
エレベーターに入れば、壁にもたれかかり溜め息を吐く

ガチャと音をたてて扉を開く

「おかえり!」

「あれ?伊野ちゃん」

そこには、自分の家のようにくつろいでいる伊野ちゃんがいた

泥棒かと思っちゃったなんて絶対に言えない

「合い鍵で開けた」

ソファーに座りボリボリと、コンビニで買ったのだろうお菓子を頬張り言う

「知ってるよ。聞いてない」

「まぁまぁ。そう、カッカしなさんな。大ちゃん疲れてるね?」

「そんな事ないよ?」

鞄を壁のそばに置くと伊野尾の元へ向かう

そして、有岡は伊野尾にキスをした
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