STORY

□Night of Tuesday ☆★
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「ふぅ、、んぁ、...はッ」

クチュクチュといやらしい水音が部屋中に響き渡る

ああ。どうしよう、気持ちいい

伊野尾に頭を抱えられ何度も角度を変えてキスをすると、床へと押し倒される

そして、またキスをする

「ふぁ、...んッ、..ぁあ、、はぁっ、」

「やっぱり、ダメ」

そう言って顔を上げて、強制終了する伊野尾に有岡も目を見開く

へ…なんで?

「どうして…?」

「だって、火曜日は大ちゃん毎回疲れてる顔してるんだもん」

「してない!」

「してる」

呆気なく言い放すと、有岡の上から退くともう一度ソファーに座った

でも、有岡の心はヤる気満々で止められる筈がない

「ヤりたい」

「ダメ」

「なんで?」

「なんでも」

冷たく言われてイラッとし、唇を噛み頭をグシャグシャにする

ていうか、俺ってどんだけ性欲強いんだよ


「そんな顔してもダメ」

「ヤリたい」

「だから、ドラマとか今ある仕事、終わったら動けなくなるぐらいヤるじゃん」

「だって、伊野ちゃん…会えないじゃん…」

下を向いてポツリポツリと言う有岡に、伊野尾も立場が弱まり強く言えなくなってくる

「そうだけど」

落ち込んだ空気になってしまう

やっと久しぶりに会えたのに…愛しあうこともできない

それが悔しくて、キュッと服の裾を握ってしまう

「もぉ!あざといよ大ちゃん」

「え?」

気がつけば、また押し倒されていた
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