STORY
□カメラの最初はね
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「ごめん!、」
そう言って楽屋の扉が勢いよく扉が開き、皆が目を丸くした
俺が待ち遠しいかった人の声
「圭人!!」
「Sorry!、皆!」
「お前、どおしたんだよ?」
皆に囲まれる圭人
中島は一人、遠くから見ているだけだった
入れないよ、恥ずかしくて…
でも、圭人はそんな皆を押しのけて俺の、前まで来てくれる
「ごめんね?裕翔、」
申し訳なさそうにして、ある物を差し出した。綺麗にラッピングされたプレゼントを、受け取ると「開けていい?」と中島は聞いた
「うん!」
笑顔で返され、中島はラッピングを外した
「これ、」
「へへ、前、裕翔が欲しがってたカメラ」
手には、簡単には手に入れることのできないカメラ
そして、俺が欲しがってたカメラ
「これを、ずっと探しててね?やっと、今日販売してる場所見つけてさっき買ってしたの!」
にっこりと、優しく笑う圭人は本当、紳士みたいだった
「Oh!、」
「ありがと、」
気がついたら、中島は岡本を抱きしめていた