暗殺少女

□第15話
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「渚、班の人数揃った?」


メグちゃんが振り向いて言った。
渚君は鞄を手に取りながら聞く。


「決まったら学級委員の私か磯貝君に伝えてね」

「......班?」

「忘れたの?」


何のことだかよくわかっていない渚君に、カエデちゃんは満面の笑みで言った。


「来週の修学旅行のよ」


そう!!ついに待ちに待った修学旅行なんです!!
はやくE組のみんなと修学旅行に行きたくてずっと楽しみにしていたから、最近はうずうずしてしまって夜しか眠れません!!
...あ、夜寝れてるなら大丈夫なのか...。

とにかく、私自身、何度も何度もしおりを読み直してしまうほど本当に楽しみにしていた一大イベントがあと一週間後に迫っているのです…!


「まったく…3年生も始まったばかりのこの時期に総決算の修学旅行とは片腹痛い」


こちらを見て言う。


「先生あまり気乗りしません」

「「「ウキウキじゃねーか!!」」」


殺せんせーは自分の身長を超えてしまうほどの荷物を抱えていた。
見ると、けん玉やゲーム、大根やミニカーなどなど…明らかに修学旅行と必要のないものが入っているような気がするのですが…。

みんながそれぞれつっこんでいるのを私は苦笑いしながら見ていた。


「…バレましたか
正直先生、君達との旅行が楽しみで仕方ないです」


テストの次は修学旅行、

暗殺教室でも行事の予定は目白押しです!
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