菖蒲

□夜よ踊れ
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彼女にとっては地獄だろう

手を伸ばせば届く絶頂が
チラつく魔物に邪魔される

仮面からは涙なのか汗なのかわからない雫が
落ちてきて俺の性癖をくすぐる


そろそろ8回目ほどの焦らしに入った頃


彼女の足はガクガクと震えていて息をするのもやっとの様だ


小『イきたい?限界?』


彼女の顔を無理やりこっちへ向かせ
優しすぎるほどの声で尋ねた


彼女は怯えるように首を上下に振った

小『口で言わなきゃわかんないな〜』
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