novels

□MONKEY MAGIC
1ページ/4ページ

MONKEY MAGIC



キー兄が唇を尖らせて怒ったとき、隣で苦笑しながら背中を叩いたのは、僕ではなかった。

キー兄が嬉しくて、感動して泣いたとき、隣で一緒に大粒の涙を流したのは、僕ではなかった。

キー兄が悲しくて、つらくて泣いたとき、隣で静かに肩を貸したのは、僕ではなかった。


僕は。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ