小説

□4 sgxjh
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作業もひと段落して宿舎に寝に帰ると、廊下で途方に暮れた彼がいた。

「どうした、ホソガ。そんな所で。」
「ジンヒョンに追い出されました。」
「なんだ、それなら俺の部屋に来いよ。」
「やったー!」

もう既に虜な自分。こいつの笑顔を見ると疲れが吹き飛ぶ。部屋に連れて来れば、さっそく我が物顔で俺の部屋に馴染む。

「今日俺の部屋に寝ていくか?」
「嬉しいけど、せっかくユンギヒョンが帰ってきて寝るのに邪魔したくない。」
「そう。」
「でも少し話しましょう!」

話すったって、こいつが一方的に楽しそうに話してるのを眺めているだけなんだけど。
それに癒し効果があるのも確か。

「あ、そろそろ寝なくちゃ朝になっちゃいます。僕部屋に帰ります。」
「あー、待て待て。忘れてる事があるけど?」
「ん?あ、」

彼の軽く触れてわざと音を立てるキスは堪らなく俺の癒しだ。
こんなにも感情を揺さぶってから、微笑んですぐに部屋を去って行く所なんて天使みたいな見た目して中身は悪魔でしかない。

-End-
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