小説
□6 jhxjk
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宿舎のリビングで彼と偶然ふたりきりになった。僕はずっと気になっていた事を聞いてみようと彼に話しかけた。
「ホビヒョン、ジミニヒョンの事、その...好きなんですか?」
「ん?うん。」
ああ、今のは僕の言い方が悪かったな...。そうじゃなくて、もっと核心に触れる言い方じゃないと...。
「あ〜...えっとその、付き合ってたりとか?」
「ううん、違うよ。」
「あ...あれ、僕じゃあ凄く恥ずかしい勘違いをしてたんですね、あ〜...。」
恥ずかしさで穴があったら入りたい。それに、初めから僕と彼の会話は温度差がすごい。それも恥ずかしい。
「なに?w」
「いや、その...。前に控え室でキスしてる所見ちゃって。」
「あー!してみたくって。えへへ。」
「そ、そんな感じなんですか!?」
まさにカルチャーショックというか...何というか。驚いてとっさに出た反応で、また変だと思われていないだろうか...。
「え?うん。ジョングガもしてみる?」
「え、ええ!?い、いや...」
「しよ?キスには癒し効果があるよ、絶対。」
そう言いながら僕に顔を近づけてくる。しようと思えばすぐにキス出来てしまう距離。
「はい...。あ〜でも、恥ずかしいです...恥ずかしい。」
「大丈夫、そのまま目閉じてて?」
「...んっ」
目を閉じて1秒も経たないうちに、唇に柔らかい感触を感じた。ただでさえ勘違いしていて恥ずかしいのに、こんな状況になって顔から火が出そうだった。
「どう?...顔真っ赤だよw」
「...よかったです...っ。」
「あはは、いつでもしてあげる!」
笑顔の彼が、僕にはとても眩しかった。
-End-