短編

□人魚姫・玲香ちゃん
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ここは、とある海洋のとある海底。
今日は海の王様の娘、人魚姫・玲香の宮廷音楽会デビューの日です。




玲「はーあーあー♪はーあーあー♪」




初々しくも透き通った高音の歌声はそこにいる誰もを魅了しました。
拍手喝采で終わった音楽会の後、楽屋へ戻った玲香に友達の魚・真夏が話し掛けます。




真「ねえ、玲香ちゃん。陸上の世界に憧れはないの?」
玲「ないよー真夏。海の中が一番安全だよ」
真「え、、でももしかしたら海の中じゃ出会えないカッコいい王子様に会えるかもよ?」
玲「今はまだいっかなー。私、歌とお芝居で頑張ってみたいんだよね。今日の舞台も緊張したけどすっごく楽しかった♪」




真「じゃあ、お父様と仲が良くなくて反発とかは?」
玲「それもないよー。むしろ一人っ子で本当に家族が大好きなんだねってよく言われるかも。パパもママもお芝居を頑張っていくの応援してくれてるんだー」
真「そっかー。なら私も玲香ちゃんの夢を応援するね!」
玲「ありがとう!真夏!」




こうして、人魚姫・玲香ちゃんは海の中で一生懸命頑張り、見事歌とお芝居の道を極めました。めでたしめでたし。

若王子「おい!!!」
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