御影小次郎 夢小説(マリィ)★完結★

□それぞれの思い
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「おはよー!」

「あ!なんだか肌焼けてるねー!」

夏休みも終わり、学校は再び賑やかになっていた。

御「ほらー!席つけー!いつまでも夏休み気分じゃ疲れるだけだぞー!」

「あ!みかげっち久しぶりー!」

御「おぉ!お前ら少しは大人になったか?」

「俺、宿題全部終わらせてきたぞ!」

御「それは当たり前なの!お前はまだまだ子供だなー!」

あははと笑い声がクラスに響き渡る。

御「それじゃ出席を取るぞー!」

いつもの御影クラスが再び始まった。


放課後。

ひ「マリィ!!」

その声に振り返るとひかるとみたるがいた。

美「あれ、2人ともどうしたの?」

ひ「どうしたのじゃないよ!ダーホンから聞いたよ!」

美「え?何を?」

み「風真くんと本多くんと七ツ森くんと一緒に御影先生の家で花火見たんでしょう?」

美「え!・・・う、うん。」

少し頬を染める。

ひ「ねね!もしかして、その中に好きな人がいるとか!?教えて教えてー!」

美「え!!いや!その!!」

み「ヒカル、ダメ。こういうのはマリィから話してもらえるまで待たなきゃ。」

ひ「ぶぅー。」

美「・・・。」

美奈子は御影の顔が頭に浮かんだ。

美「・・・きっとね、向こうはなんとも思ってないよ。」

ひ「え?」

美「だから、この気持ちは捨てなきゃダメなんだ。」

み「マリィ・・・。」

ひ「そんな事ないよ!!せっかく咲いた恋の花、そんな簡単に捨てたらダメ!」

美「・・・。」

ひ「ゆっくりでいいから、これから綺麗な花畑が出来るまで大切に育てなきゃ!!」

美「・・・でも。」

ひ「いーい?恋ができるって素敵な事なんだよ。しかも、高校生活の中でできるなんて一生に一度しかないんだから!」

美「ひかる・・・。」

ひかるは美奈子の手を両手で握る。

ひ「だから、自分の心を大切に・・・ね?」

美「・・・うん。ありがとう。」

み「ふふっ。」

ひ「よーし!じゃあ3人で帰ろ!」

美「うん!」

3人は仲良く帰っていった。
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