御影小次郎 夢小説(マリィ)★完結★

□バレンタインデー
1ページ/6ページ

カランカラン。

神社の鈴を鳴らし、お祈りをする美奈子とひかるとみちる。

美(・・・えっと、もう少し御影先生と仲良くなれますように。)

お祈りを終えると早速ひかるが話しかけてきた。

ひ「ねぇ!マリィはなんのお願いしたの!?教えて教えてー!」

美「へ!?」

み「ヒカル、ダメ。そういうのは聞かないの。」

ひ「ちぇ!」

おみくじを引き3人と話していると、見たことある人が神社の階段を登ってきた。

ひ「あ!御影先生!」

美「え!?」

御「よぉ、偶然だな。仲良しトリオで初詣か?」

み「ええ。先生は1人?」

御「まあなー、新年早々おひとり様だ。」

あわあわする美奈子に首を傾げる。

御「なんだよ。どうした?」

美「いや!べ、べつに。」

その反応にピンとくるひかる。

御「そうか?それじゃあ俺は御祈願してくるから、またな。」

ひ「はーい!」

御影は手を振り行ってしまった。

み「ねぇ、マリィ。大丈夫?」

美「え!?だ、大丈夫だよ!」

ひ「アハっ!マリィったらかわいいー!」

美「な、何急に!」

ひ「ふっふっふ。隠さなくても良いのだよ。」

美「うー!」

み「ふふっ。ねぇ、ちょっとお茶して帰らない?」

美「別にいいけど・・・。」

ひ「へへー!たくさん話聞かせてね?」

美「・・・やっぱり行くのやめる。」

ひ「だめー!1回いいって言ったじゃーん!」

ひかるは美奈子と腕を組む。

み「大丈夫よ、マリィ。無理やり聞くようなことはしないから。」

ひ「えぇー!」

美「ふふっ!」

3人は喫茶店に入っていった。


御(新年早々あいつに会うなんてな。)

カランカラン。

手を叩きお祈りをする。

御(・・・小波と・・・少しでいいから仲良くなれますように。)

しかしお祈りした後に罪悪感が襲ってきた。

御(何お願いしてんだー!相手は生徒だぞ!)

頭をかきむしる御影に驚く周囲の人々。

御(落ち着け小次郎。これは生徒と教師として仲良くなれますようにってことだ!それ以外何も考えるな!)

急に歩き出す御影にみんなはサッと避けた。

しかし、そんなことも気がつかないくらい頭がいっぱいのようだ。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ