御影小次郎 夢小説(マリィ)★完結★

□噂
1ページ/7ページ

美「うーん!文化祭も無事に終わったねー!」

み「マリィが作ったハーブティー美味しかったわ。」

美「そう?ならよかった!」

ひ「来年はローズクイーン目指して頑張らないと!ね?マリィ!」

美「だから、それは無理だってー!」

仲良く廊下で話していると、御影がやってきた。

御「あ!いたいた!」

美「ん?どうかしましたか?」

御「あのさ。悪いけど、後で理科準備室まで来てくれないか?」

美「あ、はい。わかりました!」

御「よし!それじゃあ、また後でな!」

そう言って去っていく。

ひ「キャー!御影先生たら、やっと素直になることができたのねー!」

み「ふふっ。よかったわねマリィ。」

美「な、なに言ってるの!園芸部だから呼ばれたっておかしくないでしょー!」

み「もぅ、照れなくたっていいのに。」

ひ「それじゃあ、ひかる達は先に帰るね!またねー!」

2人は手を振り帰っていった。

美奈子は御影の元へ向かった。

美「失礼しまーす。」

御「お!来たな!」

美「あの・・・なんの用でしょうか。」

御「これ。お前に渡しそびれてたなって。」

パッと出した手には、押し花のキーホルダーがぶら下がっていた。

美「えっ!カワイイ!」

御「お前達の育てた花をキーホルダーにしてみました。」

美「しかも手作りですか!?」

御「あぁ。このまま枯れていくのも可哀想だろ?だから思い出になるかなと思ってさ。貰ってくれるか?」

美「もちろんです!!やった!」

御影は微笑む。

御「それと、真面目ちゃんのは特別だ。」

美「え?」

御「その黄色い花、見覚え無いか?」

美「うーん・・・あ!これは御影先生が育ててたお花。」

御「そっ。俺とお前のコンビネーションキーホルダーだ。園芸部、すごく頑張ってくれてたからな。他のやつには内緒だぞ?」

美「うっ。」

下を向く美奈子。

御「あれ?い、嫌だったか?」

美奈子がパッと顔を上げると、真っ赤になっていた。

美「う、嬉しいです!!」

御「そ、そっか・・・ならよかった。」

御影もドキドキと鼓動が速くなってきた。

美奈子は机の上にある似たようなキーホルダーが目に入る。

美「あれ?それは・・・。」

御「あ!いや!その・・・。」

パッと隠す御影だったが、もう遅い。

御「・・・自分のも作ってみたんだ。お前と・・・同じやつ。」

手のひらを開くと、同じキーホルダーがバイクの鍵についていた。

御「で、でも、押し花が余ったから・・・残すのも可哀想だろ?だからさ・・・。」

美「・・・ふふっ!!せんせぇとお揃い嬉しいです!」

御「・・・そうか。」

笑顔の美奈子に御影は頬を染めた。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ