御影小次郎 夢小説(マリィ)★完結★

□素直と葛藤
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冬休みも終わり、いつも通りに学校へ登校するはば学生。

美「御影先生!おはようございます!」

御「あぁ!おはよう!」

いつもの2人に戻ったのを見て、御影クラスのみんなはなんだか嬉しそうだ。

「やっぱりあの2人は、あぁじゃなきゃね!」

「もー!こんなシーン見れたなら、私もクリスマスパーティー参加すればよかったー!」

その手に持つスマホには、クリスマスパーティーで美奈子に謝るシーンが流れていた。

わいわいと盛り上がる御影クラス。

御「あけましておめでと〜!元気だったかー?」

「先生ほどじゃありませーん!」

御「なんだよその言い方ー!」

美「ふふっ!」

御「真面目ちゃんも笑わないの!」

美「へへっ!ごめんなさーい!」

風(・・・ったく。本当にいい顔するな。)

複雑な気持ちだが、美奈子が元気になってよかったと思う風真。

そんな日々を過ごしているとバレンタインデーがやってきた。

ひ「ねぇ!御影先生にチョコ作るんだよね?」

美「うん!」

み「ふふっ!じゃあ一緒につくりましょう!」

3人はチョコレートを作り終え、後片付けをしていた。

ひ「そうだ!マリィ!これあげる!」

ひかるの手には修学旅行の写真があった。

美「あ!これ!」

み「ふふっ。この時のマリィたちとても幸せそう。」

ひ「これからも、これ以上の写真撮らなきゃね!」

美「・・・うん!ありがとう!」

自然な笑顔の御影とハッとした顔をした美奈子。

美奈子は修学旅行の思い出がよみがえり嬉しそうに微笑んだ。

ひ「それじゃあね!」

み「また学校で!」

美「うん!またねー!」

パタンとドアが閉まり、2人は歩いて帰っていく。

ひ「ねねっ!御影先生はあの写真飾ってると思う?」

どうやら同じ写真を御影にもあげたようだ。

み「飾ってるに決まってるじゃない!御影先生のクリスマスプレゼントは、私たちが選んだフォトフレームだったんだから。」

ひ「そうだよねー!撮っといてよかったー!」

2人はそんな会話をしながら帰っていった。



そしてバレンタインデー当日。

みんなに義理チョコを渡しにいく。

風「美奈子。」

美「ん?なに?」

風「・・・俺も、負けたまんまじゃ終われねえから。」

美「え?」

風「・・・なんでもない!ほら、他のやつにも渡しに行けよ!」

美「うん!じゃあまたね!」





本「ありがとう美奈子ちゃん!」

美「それじゃあまたね!」

本「待ってよ!」

美「ん?」

本「俺・・・必ずお返し渡すから・・・だから、その時は受け取ってくれる?」

美「もうお返しの話?はやいよー!」

本「早くないよ・・・俺一生懸命頑張るから!!」

美「ふふっ!わかった!ありがとね!」




美「ナナくん!」

七「お、待ってました。」

チョコを受け取り嬉しそうな七ツ森。

美「じゃあまた」

七「あのさ。」

美「なに?」

七「俺・・・あんたに貰えたのが一番嬉しい。本当にありがとう。」

美「や、やめてよ照れるからー。それじゃあね!」



他のみんなにも渡しに行き、あとは御影だけになった。
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