一章 出会いと告白
□十一 買い出し
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オリジナル展開をいれます。日常回でもあるのでよければ読んでみてください。
ある日の朝、キャンプ場
イレブン達は朝食を済ませ、全員が思い思いに過ごしていた
イレブン「最近戦いが多かったよね。みんな疲れてない?よかったら、今日一日は休まない?」
ベロニカ「そうね。戦いばかりだとこの体だし疲れるわ」
遠くではラースとマルティナがいつもの朝の稽古として、組み手をしていた
ラース「それで、こっちの方向から攻撃が来たら普通ならこう避けるだろ?だけど、体を上手く使って相手の攻撃の勢いを借りながら避けるんだ。
その時の勢いのまま足を出せば、相手に反撃されずに威力も上がった状態で攻撃できる」
ラースは地面に絵を描いてマルティナに教えている
マルティナ「なるほど、いいわね。やってみてもらっていい?」
ラース「ああ、もちろんだ」
シルビア「あの2人は朝から熱心ねえ。でも、何だかマルティナちゃんとラースちゃん距離近くなったわよね。前から仲良しさんだとは思ってたけど」
カミュ「内容はものすごく真面目だけどな」
ベロニカ「でも、結構お似合いじゃない?あの2人って。よく戦闘でも隣り合ったり、背中合わせになって戦ってるわ」
セーニャ「2人の格闘術を見てると、とてもお似合いですよね」
シルビア「セーニャちゃんのそれは少し論点が違うと思うけど、私もお似合いだと思うわ。それに、どっちも好意は抱いてると思うのよね。乙女の勘だけど」
ベロニカ「そうだわ、イレブン!ダーハルーネに行きましょう!道具も足りなくなってきたし、あの2人に頼みましょうよ!あそこなら色々あるからショッピングにもなるわ!」
シルビア「やだ、ベロニカちゃん!それってデートになるじゃない!いいわね、私もその案賛成よ!」
女性二人はキャッキャと楽しそうにどんどん話が決まっていく
カミュ「おいおい、遊びじゃないんだぞ。それに、お前らもショッピングしたいだけだろ」
ベロニカ「いいじゃない、別に。それにさっきイレブンが今日一日は休もうって言ってたからいいでしょ!」
ロウ「ダーハルーネに行くのなら、わしはマッサージでもしに行こうかのう。この年になると体が固くてのう」
イレブン「デートってのはよくわからないけど、道具は確かに少なくなってきたからね。今日はダーハルーネに行ってゆっくりしようか」
シルビア「それじゃあ、アタシがあの2人に説明してくるわね。ね〜2人とも!」
シルビアはニコニコしながらラース達の元に向かっていった
カミュ「はぁ。あの2人もおもちゃにされてかわいそうだな」
イレブン「楽しそうだしいいんじゃないかな?」
ダーハルーネの町
ラース「ラムダ姉妹とシルビアがショッピングで、イレブンとカミュが町の観光、ロウのじいさんがマッサージ....ねえ」
ラースは出来すぎたように思い、訝しんでいた
マルティナ「どうしたの?ラース。買い物なんてすぐに終わらせて、私もショッピングしたいわ」
ラース「(何だか仕組まれてるような感じがするが、深くは考えないでおくか)ああ、何でもない。すぐ行く」