一章 出会いと告白
□十七 温泉
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この後の展開に大事なオリジナル展開挟みます。読んでくれると、今後わかりやすく読めると思います。
クレイモラン城門前
先に待っていたラース達と合流した
ラース「お?ブルーオーブは手に入れられたのか?」
ベロニカ「もっちろん!ラースの機転もすごかったわね。あの発光虫って何なの?」
ラース「ああ、あれは一度どこかにくっつくとしばらくの間そこで光り続ける虫でな。一匹だとそんなに光らないが、何匹か集まればランプ代わりになってな。俺らの村ではよく使っていたんだ。
そう言えば、さっき街の人と話してた時に、氷漬けになったのを助けてくれたお礼として、ホムラの里の旅館と温泉のチケットを貰ったんだ。しかも団体の方向けだってよ」
ラースはチケットを皆に見せる
カミュ「おいおい。折角オーブも全部揃ったんだし、先を急いだ方が....」
ベロニカ「最高じゃない!今回ずっと寒い思いしてたのよ」
カミュ「マジか....」
シルビア「仕方ない事だったけど、キャンプ続きでちゃんとしたお風呂にも入れてなかったわね。お肌が荒れちゃうわ」
セーニャ「命の大樹に向かう前に、体を清めていきましょう」
マルティナ「私も暖かい所が恋しくなってたのよ。丁度いいわ」
女性達からは賛同の意見が止まらない
ベロニカ「さあ、ホムラの里へ向かいましょう。イレブン!」
イレブン「わかったよ、ベロニカ。引っ張らないで、ルーラ!」
ホムラの里
ベロニカ「やっぱりこっちは暖かいわね」
ラース「カミュもどうやらクレイモランから離れたかったみたいだからな」
ラースはカミュをチラリと見てそう言った
カミュ「......なんかラースって色々計算してこういう事してんじゃねえか?」
ロウ「ふぉふぉ、まあラースも一人旅は長かったようじゃからな。皆が少しでも休めるようにやっておるのじゃろう。悪い事ではあるまい。わしらもこういう時はゆっくり羽をのばそう」
イレブン「そうだね、おじいちゃん。ねえ、カミュ。前にここにきた時はゆっくりできなかったから、温泉から出たら一緒にゆっくりして休憩しようよ」
カミュ「仕方ねえな、そうするか」
旅館
イレブン「皆、人数を言ったら2人部屋が4つか、3人部屋が2つと2人部屋が1つのどっちかなんだって。どっちがいい?」
ベ、シ「!」
ベロニカとシルビアはそれを聞いて顔を合わせた
ラース「俺は何でも構わないぞ」
カミュ「俺も同じく」
シルビア「イレブンちゃん、アタシ今日丁度ベロニカちゃんとセーニャちゃんとお話ししたい事があったのよ。だから3人部屋の方でもいいかしら?」
セーニャ「いいのですか!?私もシルビア様と沢山お話ししたいですわ!」
ロウ「それならイレブンにカミュや、ちょっと今夜、わしのお願いを聞いてはくれんかのう」
イレブン「わかったよ、おじいちゃん」
カミュ「?まあ、かまわねえけどな」
ベロニカ「じゃあこれで部屋割りは決まったわね。マルティナさん、ラースと一緒だけどいいわよね?」
マルティナ「え、ええ。私は大丈夫よ」
イレブン「じゃあ鍵の方貰ってくるね」
ベロニカ「(やったわね、シルビアさん)」
シルビア「(ええ、また前進させてあげましょう)」