雛見沢村・六軒島短編

□秘密の関係
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蕾亜side



絵「久しぶりねぇ、兄さん。夏妃姉さんも。」

夏「お久しぶりです…。」

蔵「あぁ。秀吉さんと蕾亜ちゃんもよく来たね。元気そうでなによりだよ。」



私は、両親と一緒に六軒島にある右代宮本家を訪れた。
年に一度の親族会議以外で来ることは滅多にない。



秀「兄さんこそ。聞いたで?また新たな事業を始めるとか。」

『お久しぶりです。皆さんお元気そうで。生憎、譲治の予定がつかなくて私だけで申し訳ないですが。今日、朱志香は?』

夏「朱志香は学校祭の準備や生徒会の活動があり、学校へ行っております。」

『そうですか。それは残念です。』



学校は休みだが、個人的に学校へ行ってると夏妃叔母さんが教えてくれた…久しぶりに顔が見れるかと思っていたから残念だ。
にしても、普段は朱志香や戦人みたいな話し方をしてるから慣れないこの話し方は疲れるな。



蔵「さぁ。立ち話もなんだからな。客間に行こうじゃないかね。」



ぞろぞろと客間に移動する。
チラリと夏妃叔母さんを見ると顔色が優れないように見える。
確か偏頭痛持ちだとか…。
まぁ、原因はそれだけではないだろうと自分の母の姿を見て息をつく。



なぜ母はあんなにも夏妃叔母さんには当たりが強いのだろうか…と考えても原因は蔵臼叔父さんなんだろうけど。
右代宮家の当主になるならないに関しては、夏妃叔母さんは無関係なのだから仲良くしてもらいたいものだ。



郷「皆様、ようこそおいでくださいました。」



客間に入ると、使用人の郷田さんと紗音が笑顔で出迎えてくれた。



『紗音、久しぶりだね。元気そうで良かったよ。また綺麗になったんじゃない?』

紗「お久しぶりでございます。お褒めいただき光栄です。蕾亜様も以前にも増してお綺麗になられたように思えます。」

『ありがとう。あ、ちょっとお願いがあるんだけど…。』



紗音に顔を寄せてもらい耳打ちをする。



『頼めるかな…?』

紗「お安い御用です。すぐに準備させていただきますね。」

『ありがとう。』



にっこりと微笑むと、紗音の顔が少し赤くなった気がする…可愛いな(笑)
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