WORLD OF THE VOICE

□突然‐suddenly
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その日の朝はいつもと何一つ変わらなかった。



俺─錦戸 零─はいつもと同じように学校へと向かった。


いつもと同じような授業を受けて、いつもと同じような休み時間を過ごし、いつもと同じように放課後を迎えた。



ただ淡々とした毎日。


それに不自由があったわけでもないし、不満があったわけでもない。


でもそれが自分の毎日だと思うと、少しつまらないと最近よく感じていた。







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