銀魂文

□花花(近藤+土方+沖田)
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「お前、体調崩すと長いんだよ」
「そうだ、お前を心配するのは精神に悪い」
「トシ、なんだそりゃ?」
「ああ、なんだこりゃ?」
「ぶっ…あはは、あはははははは」
二人にボケ漫才をかまされた沖田は吹き出す。
そのまま笑いが止まらなくなった沖田に、笑われた二人は同じく、笑ってしまった。
「ほら、立て、じゃないと嬉し恥かしな、局長の抱っこだぞ」
「やだ、でも、面白そうだから抱っこして〜はははは」
地面を叩いて笑っている総悟を困ったように笑ってみた近藤は彼を担ぎ上げる。
「トシ、バケツ頼むわ、こいつ、多分このまま30分笑うぞ」
「だな、分かった片付けとく」
「お父さん、お母さん、ごめんなさい〜ははははははは」
「いでで、痛い、叩くな、つか誰が父さん母さんか!」
「お父さん、痛いか痛いか、泣き叫べ〜」
近藤の背中を思い切り叩きまくる沖田に、近藤は苦笑いを土方に送る。
それに、同じく苦笑いで答えてから、土方は空を見上げた。

まったく、のどかだ。

今回の沖田の作戦は随分と心癒される。


「可愛い奴だな、本当に」

戯れの時間は何より平和で。
沖田は誰よりそれが好きで。
殺伐とした世の中と忙しさの中で、なんとか、自分たちと接点を作る。

戯れは俺たちも好きだ。



なにより、穏やかな近藤さんは皆を随分安心させる。


「あちぃ〜…」
着物のを襟をパタパタと動かして、土方はバケツを持って歩き出す。
眼下に、美しい花畑。
その中で微笑みながら花を世話していた青年の本質は。


優。

誰も、信じないけど。

沖田が。

誰よりも優しい事を。

自分と近藤だけは知っている。




End


何がしたいのか。
なんとなく沖田さんの中身は計り知れないものでして。

ああ、受けっぽく書かれてますけど?
CPくくり無しよ?

しかも別に近土でもないですぜ?
ただ、あの三人が戯れている所を書きたかった。
ていうか、沖田さんが昔体が弱かったとかそんな漫画を描いていた方が大好き(笑)
って、こんなこと書いたら沖土本買った事がバレバレだ(も〜ばれてる)
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