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□Invisible Horror
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首を後ろに傾けた不自由な姿勢で、土方は口吻けを貪る。

「ん、ん、…は…っ…ひぅっ」

口吻けられながら性器を扱かれて、土方は息を詰める。

「ゃ…ぎ、ん…んぁ…ぁ、やだ」

唇が離れた途端、土方は自分を触っているのが銀時か分からなくなって怯える。
銀時は未だ一言も喋らない。

「あ…んっ、銀時…テメなんか言え、……ッァ」
「………」

無言のまま臀部に熱いモノが押し当てられ、土方はひくんと腰を反らせた。

「銀時…んっ、あ…や…ッ」

押し当てられたソレを蕾に擦りつけられて、土方の性器の先端で露を結んでいた蜜が零れた。

「はぁ、ん…ゃ…ぁん…っ」

にちゃにちゃという卑猥な音に聴覚を犯され、土方の身体は更に熱を上げる。

「銀…ぁ、う…ゃは…ひぁっ」

蕾に擦りつけるだけだった銀時のモノの先端が、解してもいない中に潜り込みそうになる。

「やっ…うそ、ちょ、まっ…」

ぐいぐい押しつけて来るソレの力に負けて、土方の蕾はほんの少しだけ銀時を中に迎え入れてしまった。

「やぁ…ッ!うそ、やだ…それ以上はむりぃ……ッ」

入り口が少し弛んでいたおかげで、くわえ込むことが出来たが、中は全く解されていない。
なのに、銀時のソレは土方の奥を目指して動いている。

「やだぁぁ…銀、無理、だ……ん…」

キツすぎる中に、やはり無理だと覚ったのか銀時は腰を引き、代わりに指を挿入した。

「…あ…ッ…んん…」

何か指に纏っているのか、やけに滑りの良いそれが中を性急に解していく。

「ふ…ぁ、ん…ひうぅっ!」

絡みつく内壁を掻き分けて、指が前立腺に触れる。
内側から射精を促されるような強い刺激に、土方の背が綺麗に反り返る。

「ひやッ…ぁあ、んっ…銀、そこ触んな…ぁ、いゃぁ!」

三本に増やされた指に、中をこねくり回されて堪らなくなる。

中が熱くて疼く。

「銀時…」

充分に解された中は、指を銀時の一物に見立てて喰い締める。
指では足りないと、先を求める。

「ぎ、ん…ぁ、は…ぁああッ」

銀時の肩口に頭をすり寄せると、指が一気に引き抜かれ、硬い一物が蕩けた蕾に突き立てられた。

「あ、あッ…んんんっ…ふ、ぁあ…」

がくがくと揺さぶられて、土方は余りの快感に意識が遠退きそうになる。

「んぁっ…ぁう…も、やだ…なんか喋れよぉ…ッ」

いつもは喋り過ぎるくらいの声が聞けないのが、寂しくて怖くて。
腕を後ろに回して、今は見えない銀の髪を引っ張る。

「………大好きだよ土方」
「…ッ!ああぁっ」

低く掠れた声で囁かれた瞬間、土方は前に触れられないまま後ろからの刺激だけで達してしまった。

「…ッ」

引き絞るように蠢く内壁に、銀時も土方の中に放った。
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