2003年5月に発表された、正にファーストアルバムにしてベストアルバムであると言えよう。彼らの情熱が貴女を熱く濡らすことはアルバムタイトルから考察しても一目瞭然である。

『Peel Your Nats』

(貴女の皮を剥く)と直訳されるこの作品はなんと二日に及ぶレコーディングと数日のミックス、トラックダウン、マスタリングにより完成された。
締切の関係上LAから届いたデモを聴いたのみだが、幾分荒削りな部分は否めないものの、冒頭に記したように貴女を濡らすには十分な完成度だ。
では簡単に曲目解説をしよう。

1.大都会
2.ダンスホールの夜
3.哀しきマスター
4.Slippin'&Slidin'
5.Pain
6.Sad Song
7.Still In A Pond
8.愛の歌#2

以上8曲のラインナップなのだが、懸命なファンには堪らないだろう。ライヴの定番が揃っている。
1=MJらしいサザンロックナンバー。いきなりのハードなサウンドとハモンドが南部臭い。川瀬の男臭さも色気を感じるところだ。
2=ライブのラストでよく演奏されるダンスナンバー。唸りをあげるベースが横井ファンを熱狂させる。いつ終わるか判らないアツシのリードギターがライブのハイライトである。
3=アツシがあるバーのマスターに捧げたスローブルース調のバラード。川瀬の優しさが光る。感想のオルガンソロのスリリングさはライブで更に堪能できる!
4=リズムセクションから生まれた曲。ドラムの熱さとクールなプレイの狭間に埋れてみよう。
5=川瀬がスタジオに持ち込んだバラード。女性ファンには涙ものの歌詞が心をそっと撫でていく。ウエストコーストっぽぃサウンドもまた心地いい。
6=MJの中でも強力なブルースロック!このPYNの中で最も熱いナンバーだ!
7=アツシがアイデアを注ぎ込んだサザンロック。MJお得意の6/8拍子のABBを彷彿させる名曲。ベースのイントロから始まるカッコいいサウンドである。
8=MJのバラードとしては最も熱いプレイが聴けるラブソングである。かつて「愛の歌」としてプレイしたものをさらにリメイクしてより完成度を高めている。個人的には「1」も気に入っているのだが。。。
それにしても・・・アツシのGt.Soloは永遠だ・・・

以上8曲。堪能できます!!

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