プロローグ


雲雀side

一週間前
突然現れた変な頭の奴は、僕に6月9日は誕生日だと
それだけを告げて消えていった


6月9日当日

最悪だ…
骸に何か買おうか。とか思っている僕がいる。
でも彼の事だ…あげたら喜ぶだろう…
いや、でも、どうして僕が…。
うろうろと考えながら歩いていたら、いつの間にかケーキ屋の前…ガラスケースの中に飾られた誕生日用のケーキが移った



綱side


「ランボさん、ケーキだべたいじょ!!」

「こら!!ランボワガママいうな!!!」

ケーキ屋の前になると何時ものようにランボは言いはじめるのがコレだ
コッチはいい迷惑なんだよ…ため息が重い

「ランボさん!食べたいの!!!!!」

ほら、目を離すと直ぐに10年バズーカだよ

「って、ダメだよ!!!コラ、ランボ!!!バズーカをしまえ!!!」

「ちょっと…君達何群れてるの??」

…え…この声…
雲雀さ…ん…
振り向くとやっぱり雲雀さんで
相変わらずの学ランに、構えられたトンファーが鈍く光る

「ひぃぃ、ごめんなさい」

あわててランボを抱えると、ランボ手からスルリとバズーカが落ちる



ドガァアン

突然
に視界をおおう白い煙。ランボの10年バズーカが打たれた!!?
そう思って煙りの中を目を細めて、雲雀さんの居場所を探る。いまなら逃げれる…
ランボをしっかりと抱え踏み出した時…−



「咬みころちゅよ」


聞こえてきたのは少し幼い


雲雀さんの声ー




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