本屋さん

□第2話
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僕は、あの瞳に、あの時、吸い込まれた。


また来るかと聞かれて、魔女に断るわけにもいかない。どんなことになるか分からない。それに、もともとその予定だ。


僕は、読書というよりか、あの店にはまっているのだ。

変な雑貨がおいてあり、変なエプロンを着た魔女もいて、僕はそれが良いんだ!!


・・・やっぱり、なんか自分変だよ、な。





ガタン、ゴトンという電車の音は、僕が寝過ごさないようにと、僕のためになっているようなわざとっぽく耳に響く。


「次は、S駅ーーS駅ーー、お忘れ物ご注意ください。お出口左側」



トンと電車を降りると、すっかり茜空。
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