(あそこどうしようかな....)
部室を出て
鼻歌を歌いながら
階段を降りた。
1段、1段降りる度に
良いアイディアが浮かんでくれたら
すっきりするのに。
逆に自分の足音で
頭の中のリズムが狂ってくる。
「...プロになろうって
わけではないけどさぁ....」
目的の自販機に辿り着いて
小銭を入れて眺めた。
温かいのが飲みたいな。
疲れたし甘いものが飲みたいし、、
ココア、カフェオレ、ミルクティー..
「.......あ。」
「.....え ..あ”...」
後ろから声がして
慌ててボタンを押して
振り返った。
「....部活中..?」
「...うん。」
君だった。
△ 黒いケーブル ▽