短編

□死
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遺書


僕はもう生きる事に疲れました。

僕は前からいじめられて、部活では足を引っ張ってばかり…

誰の役にも立てない邪魔な僕は、もう死ぬ事にしました。

お母さん、お父さん、クラスのみんなや先生方、こんな僕でごめんなさい。

さようなら









「これでよし…と」

薄暗い部屋で机に向かい、『遺書』と書かれた紙を眺める少年。

内容を確認し終えると、その紙を折り畳んで封筒に入れ、鞄にしまう。

唯一の明かりである机のライトを消すと、彼は布団に入った。
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