想いを紙に
□2話 忘れられた剣
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「和樹、起きてください」
「ん……もう朝か…」
時計の針は7時を示していた。
カーテンを開くと朝の爽やかな光と微かに賑わい始めた街が広がる。
軽く伸びをして眠気を振り払おうとするが、夜中のパシリの所為でまだ眠い。
さて、朝食作るか…
冷蔵庫から市販の塩鮭を取り出し、グリルで焼く。
鍋に水とダシを入れ、沸騰するまで放置。
その間に小松菜と油揚げを刻み、鮭の焼け具合いを見てひっくり返す。
鍋の方が沸騰したので小松菜、油揚げを放り込む。
さて、鮭が焼けたので皿に移す。
冷蔵庫から卵を取り出し、鍋を確認。
小松菜がいい感じになってきたので味噌を溶き入れて火を止める。
取り出した卵、塩、砂糖を混ぜ、熱したフライパンへ投入。
焼けてきたら折り畳み、好みの大きさにカットして皿へ。
ご飯と味噌汁をよそい、後は盛り付けた料理をテーブルへ運んで準備完了。
今日のメニューは塩鮭と卵焼き、それと小松菜の味噌汁だ。
「いただきます…っと」