記憶の欠片
□6話 刃のキオク
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「さて…帰ろっかなぁ……おいで!フェザー!!」
「クルルルゥ」
ロゼルが名前を呼ぶと上空から1羽の白い鳥が舞い降りた。
それは体長約3メートル、翼を広げると5メートルはあろうという巨大な鳥だった。
「なんだコイツ!?」
「あたしのペットよ、名前はフェザーっていうの」
「いやいや!ペットってサイズじゃねぇだろコレ!?」
「まぁね、ペットより従者って言った方が近いかも」
そう言いながらロゼルはフェザーの首に付けられた銀の首飾りを撫でる。
「その首飾りは何だ…?」
「何だと思う?フフフ…」
恐る恐る問うラオマに妖しく笑うロゼル。
「なんかわかったような気がする…そしてわからない方が幸せだった気もする」
※答えはキャラ説明を参照して下さい。書かなくても理解出来るとは思うが…
「えっと…ラオマだっけ?次はチャンピオンの座を返してもらいに来るから覚悟しときな!」
ロゼルはフェザーに乗り、空に溶けこむように消えていった。
ラオマにはロゼルの顔が少しだけ笑っていたように見えた。