菊丸家シリーズ
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捏造、菊丸家シリーズ2。
菊丸暁人、23歳。
菊丸家次男。双子の兄。
職業、医師。
菊丸彩都、23歳。
菊丸家長女。双子の妹。
職業、看護士。
「やっと煩いのが行ったか…」
リビングに戻ると読んでいた新聞を畳みながら敦真が盛大な溜め息を吐いた。
「あら、元気でいいじゃない?」
「アイツのは可愛いげがないんだよ」
苦い顔をして席を立つ敦真に苦笑して鞄を渡す。
「行ってらっしゃい」
「行ってくる」
結婚してまだ三ヶ月。
日課のキスをして旦那を送り出した。
敦真が行ってから30分程経った頃、遅番だった暁人くんと彩ちゃんが帰ってきた。
「「ただいまー…」」
「おかえりなさい」
ぐったりとしている二人に声をかけるとすぐにリビングのソファーにダイブし寝始めた。
遅番の週はいつもこうして疲れ果てて帰ってくる。
双子曰く、仕事は常に睡魔との闘いなんだとか…。
<続>