短篇夢小説
□炎の欠片
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生まれ落ちてすぐにオレの運命は決まっていた……
自分で自分のことを決めることができなかった…
オレは勝手に人の人生を決め付けた火影を嫌っている……
ただ、はっきりしているのは…
―火影頭首・桜火の息子として生まれたこと―
これはオレが誇りにできる唯一のものだった…
親父は、ガキのオレからみても強かった…素直にカッコイイと思える……
時間を流れ辿り着いたこの世界で、オレは親父みたいな男になろうと思っている。
母さんは反対するだろうけれど…オレの目標は親父で、越えたいと思っているのも火影頭首である親父、だから……