復活小説


□ドジにもほどがあるでしょ。
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ーミスった…。

今日は修業もなく、ロマーリオ達もいない。恭弥は今見回りに行っている。だから、少し興味本意で恭弥の机の中を探ってみた。
が…。それはやるべきことではなかったと、あとあと気づいた。

ディーノは恭弥が見回りに行ったのを確認し、たくさん書類がのっけてある机の引き出しを開けた。
ーなーんだ…。

何か面白いものが入っていたらと期待していたディーノはため息をつき、引き出しをしめた。
ここまでは良かった、が…。
引き出しに上着が挟まっていることに気づかず、そのまま立ち去ろうとすると、体が机に引っ張られ、机の上の書類の上に思いっきりダイブしてしまったのだ。災難はこれだけではおさまらなかった。今だに、上着が挟まっていることに気がつかないへなちょこディーノ。体をおこし、書類を整理しようと慌てて走った。しかしまたもや引き出しに引っ張られたディーノは窓に思いっきり頭をぶつけた。
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