静かに、眠る様に 鼓動を繰り返す 魂。その名を知る者は 誰も居ない。闇と共に深く、歴史の中に眠る 人。偉大なる その遺志は身体を失っても 生きる。今尚、色褪せた過去の産物に 成る事なく輝く、黄金は 彼の魂の色の様だ。力強く太陽の様に。尊い時の流れの様に。優しい眼差しの様に。鋭く刃の様に。黄金は 輝くのだ。幾千の年月(としつき)に朽ち果てる事、無く。_