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□かき乱すもの
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「お前なんか大嫌いだよ。」
そう?俺はお前が大好きだよ。
「……お前なんか、世界で一番嫌い。」
俺は世界一愛してる。
「消えてしまえばいい。」
うん、いいよ。君が望むならそうしよう。代わりに、君は消えないでね?
「お前なんか……死んじゃえ。」
君のためなら、よろこんで。それでも君は、死んだりしないで。
「……なんでっ、」
……どうしたんだい?泣かないでくれ。君がそんなに俺を嫌っていたなんて知らなかったんだ、
「…違う…!!」
それでも、ごめんなさい、俺は君のことが、
「「好きなんだよ」」
……君は、俺が嫌いなんじゃなかったかい?
「今のお前が俺を好きでも、明日のお前は俺を嫌いかもしれないじゃないか!!」
あぁ、そんなこと?大丈夫、俺は何時までも君が好きだ。愛してるよ。例え100年先でも愛すると誓おう。
「……お前なんか、大嫌いだよ。」
……そう?俺は君のことが好きだよ。
かき乱すもの
(愛しい君へ、)(いっそどうか)(俺を嫌いになって)
†終わり†