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□大好きな君
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その日の放課後
俺と京子ちゃんは日直で、二人で日誌を書いていた。
獄寺君達やクラスメートは既に帰宅している(多分、獄寺君と山本の取り計らいだと思う)
かなりベタなシチュエーションだが、今の俺には有り難い
後は、この想いを彼女に伝えるだけ……
「きょ、京子ちゃん」
微妙に裏返った声で京子ちゃんを呼ぶ
「なあに?ツナ君」
「あのさ…話があるんだ」
京子ちゃんは不思議そうに首を傾げる
緊張で口の中が渇く
意を決して口を開いた
「俺と付き合って下さい!!」
「……」
反応がない…もしかしてフラれた…?
恐る恐る京子ちゃんの顔を見て――驚いた
真っ赤になってる、もしかして…
「う、うん///」
「京子ちゃん!」
「えっ、きゃっ///」
嬉しさのあまり抱きしめる
「俺、京子ちゃんが好きだよ」
「わ、私も///ツナ君が好き///」
俺、今凄く幸せだな
ぎゅっと京子ちゃんを抱きしめながら、そう感じたのだった