□大好きな君
4ページ/4ページ




その日の放課後


俺と京子ちゃんは日直で、二人で日誌を書いていた。


獄寺君達やクラスメートは既に帰宅している(多分、獄寺君と山本の取り計らいだと思う)


かなりベタなシチュエーションだが、今の俺には有り難い


後は、この想いを彼女に伝えるだけ……


「きょ、京子ちゃん」


微妙に裏返った声で京子ちゃんを呼ぶ


「なあに?ツナ君」


「あのさ…話があるんだ」


京子ちゃんは不思議そうに首を傾げる


緊張で口の中が渇く


意を決して口を開いた


「俺と付き合って下さい!!」


「……」


反応がない…もしかしてフラれた…?


恐る恐る京子ちゃんの顔を見て――驚いた


真っ赤になってる、もしかして…


「う、うん///」


「京子ちゃん!」


「えっ、きゃっ///」


嬉しさのあまり抱きしめる


「俺、京子ちゃんが好きだよ」


「わ、私も///ツナ君が好き///」



俺、今凄く幸せだな


ぎゅっと京子ちゃんを抱きしめながら、そう感じたのだった



    
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ