復活小説

□体育祭(後編)
1ページ/3ページ




「位置に着いて、よーい…スタート」


いよいよ始まったリレー

ルールは、各チーム9人で十周走らなければならない。


つまりアンカーの者は2周走る事になるのだ。


各チームは、必死に走っている選手に声援を送っている。


流石に、一番手の選手はどのチームも皆早くもう第2走者にバトンが渡された。


今のトップはCチームの陸上部の選手で、次点がAチーム、ツナ達のチームは最下位だ。


「頑張れA!」


「追い越せBー!!」


「Cー!負けるな」


周りが白熱していき、ついに全チーム第8走者にバトンが渡された。


その時、走っているBチームの選手にアクシデントが起こった。


バランスを崩し転倒してしまったのだ。


急いで走るも傷の性でスピードが落ち、トップと半周近くも差が出来てしまっている。


そして、ツナの番になろうとしていた。


Bチームの人間はすでに諦めていた。


一周遅れで、尚且つアンカーはあのダメツナである逆転するなど無理だと。


だが、一部の人間とツナ自身は諦めてはいなかった。


信じているのだ、絶対に追いつけると。


そして、遂にバトンはツナの手へ渡された。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ